境内案内

法堂

現在の法堂は、今からおよそ250年前の1752年(宝暦二年)に建立されました。江戸時代中期、大火によって焼失してしまった諸堂は、直ちに再建が始まり、まず現在の法堂の建設が始まりました。完成した法堂の御本尊様は「釈迦牟尼仏」でございます。また、正面上部には朱印地を表す、「葵の御紋」が刻まれています。広い法堂内では、各種法要、檀信徒の皆様の御葬儀・御法事、あるいは坐禅会やコンサートなどが行われ、多くの方々に御参りを頂いております。

客殿

客殿は、現在の法堂の再建の後、200年ほど前、天保年間に建立されました。澄心寺の象徴の一つでもある、大黒柱は、かつて天竜川沿いにあった神木を用いて製材されたものと言われ、その周囲は3mほどあり、訪れる皆様を、その威厳と共にお迎えいたします。客殿内は、高僧の摂待や檀信徒皆様の各種法要での御休憩や御食事など、様々に御利用頂いております。

庫裏

平成に建立された現在の庫裏は、現代における、新たなる宗教空間の創造を求め、全国公募(応募総数183案)そして、専門家審査員、檀信徒代表委員の直接投票により選ばれた、宮本佳明建築設計事務所によって、設計・建立されました。檀信徒の皆様と共に、信仰の尊さを探求し、心の拠りどころとなる、澄心寺の新たなるシンボルとして、百年の強度を誇る大屋根が、皆様を迎えます。斬新な意匠は、日本建築学会「作品選奨」、日本建築士連合会「優秀賞」など各賞を頂いております。

位牌堂

昭和時代に建立された位牌堂には、澄心寺御開山「學叟楚文(がくそうそもん)大和尚」様を始め、三十一代にわたる歴代御住職様、曹洞宗開祖「道元禅師」様、「瑩山禅師」様の御位牌を中心に、両側には檀信徒各家先祖代々の御位牌を安置して、日々御供養させて頂いております。

境内諸風景


  • 方丈の間

  • 樹齢600年の大杉と鐘楼

  • 墓地

  • 達磨大師

  • 永代供養塔

  • 大権修理菩薩